当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
スバル BRZを買うと決めたものの、『MTに乗りたい。でも毎日の渋滞を考えるとATかな…』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、BRZはR・S・STI Sportのどのグレードでも6MTと6ATを選べて、価格差はどれも33,000円だけです。差が大きいのは値段ではなく、運転支援の中身と走らせ方のほうなんです。
この記事を読めば、MTとATで何がどれだけ違うかを、表で比べて決められます。
BRZのMTとATは値段がいくら違う?
まずは一番気になる価格から見ていきましょう。
BRZの2026年7月改良後のメーカー希望小売価格(消費税10%込)は、次のとおりです。
| グレード | 6MT | 6AT | ATとの差額 |
|---|---|---|---|
| R | 3,377,000円 | 3,410,000円 | 33,000円 |
| S | 3,564,000円 | 3,597,000円 | 33,000円 |
| STI Sport | 3,839,000円 | 3,872,000円 | 33,000円 |
どのグレードでも、ATはMTより33,000円高いだけです。
『スポーツカーのATって、もっと高いものだと思ってた』という方もいるかもしれませんね。実は兄弟車のGR86は差額の付け方が違うので、BRZの話とは分けて考えておきましょう。
BRZは全グレードでMTとATを選べて、差は一律33,000円です。予算でMTかATかを決める必要は、ほとんどありません。

グレードそのものの違いはBRZのR・S・STI Sportの違いで、乗り出し総額はBRZの価格と乗り出し総額で詳しく書いています。
燃費・重さ・ギア比はどれくらい違う?
次は、カタログ上の数字の差です。
燃費はスバル公式の主要諸元表(2026年7月版)のWLTCモード値です。
| 項目 | R 6MT | R 6AT | S・STI Sport 6MT | S・STI Sport 6AT |
|---|---|---|---|---|
| WLTC燃費 | 12.0km/L | 11.8km/L | 11.9km/L | 11.7km/L |
| 市街地モード | 8.2km/L | 7.4km/L | 8.2km/L | 7.4km/L |
| 高速道路モード | 14.3km/L | 14.9km/L | 14.0km/L | 14.7km/L |
| 車両重量 | 1,270kg | 1,290kg | 1,280kg | 1,300kg |
面白いのは、街中ではMTが良く、高速ではATが良いところです。
ATは6速のギア比が0.582と低く、高速巡航でエンジン回転を抑えやすいんです。MTの6速は0.767なので、同じ速度ならMTのほうが回転は高めになります。
重さはATのほうが20kg重くなります。数字にすると小さいですが、軽さを気にするスポーツカーでは話題に出やすい差です。
6MT:3.626/2.189/1.541/1.213/1.000/0.767(最終4.100)
6AT:3.538/2.060/1.405/1.000/0.713/0.582(最終3.909)
実際の燃費がどれくらい出るかは、BRZの実燃費で比べています。
アイサイトや運転支援はMTとATで何が違う?
ここが大事なところです。BRZはMTとATで、運転支援の中身がはっきり違います。
アイサイトは2023年9月の改良からMT車にも付くようになり、2026年7月の改良では広角単眼カメラが加わって3眼になりました。MT車でも3眼のアイサイトが標準なんです。
ただし、AT車にしか付かない機能があります。
| 機能 | 6MT | 6AT |
|---|---|---|
| アイサイト(3眼)プリクラッシュブレーキ | 標準 | 標準 |
| 車線逸脱警報・ふらつき警報 | 標準 | 標準 |
| クルーズコントロール | 追従機能付(全車速ではない) | 全車速追従機能付 |
| AT誤発進抑制・誤後進抑制 | なし | 標準 |
| 後退時ブレーキアシスト | なし | 標準 |
| パドルシフト | なし | 標準 |
| 専用の走行モード | MT車専用SPORTモード | スポーツ/スノーモード |
『高速の渋滞で楽をしたい』なら、全車速追従のクルーズが付くATのほうが向いています。
MT車のクルーズは追従はしますが、全車速ではありません。止まるところまで任せられるのはATだけ、と覚えておきましょう。
- 渋滞の多い道を毎日走るなら、全車速追従のあるATが楽
- 駐車場での踏み間違いが心配なら、誤発進抑制のあるATが安心
- 衝突被害軽減ブレーキはMTにも3眼で付く

アイサイトの中身はBRZのアイサイトで詳しく書いています。
MTのクラッチは重い?ATはつまらない?
MTとATで迷う時、最後に引っかかるのは乗り味ですよね。ここでは、よく出る2つの心配に答えていきます。
BRZのMTはクラッチが重い?癖はある?
MTを考えている方が一番気にするのが、クラッチですよね。
よく言われるのは「つながる位置が分かるまで少し慣れが要る」という声です。重さについては、一般的なスポーツカーとして普通という声が多く、毎日の通勤がつらいほどではないと感じる人が多いようです。
ただ、感じ方は人それぞれです。
例えば試乗の時に、こんなふうに頼んでみてください。
「MTとAT、両方を同じ日に乗り比べられますか」
「在庫の試乗車があれば、坂道の発進も試してみたいです」
BRZのMT車には、クラッチを踏まないとエンジンがかからないクラッチスタートシステムと、坂道で下がりにくくするヒルスタートアシストが付いています。坂道発進が不安な方でも、少し気が楽になるはずです。
2026年7月の改良では、6MTのシフトレバーの構造も新しくなりました。4速と5速の入れやすさを改良したと報じられています。
クラッチは消耗品で、乗り方とサーキット走行の有無で寿命が大きく変わります。交換費用は部品と店で幅があるので、見積もりで確かめるのが確実です。
中古のMT車は、つながる位置が高すぎないかを試乗で見ておきましょう。
MTの運転の難しさは、BRZは運転が難しい?でまとめています。
ATは「つまらない」?パドルシフトと走行モード
『スポーツカーでATはもったいない』と言われることもありますよね。
実はBRZのATは、マニュアルモード付きの6速ATで、ハンドルの裏にパドルシフトが付いています。自分でギアを選んで走れるので、MTほどではなくても操る楽しさは残っているんです。
走行モードは、MTとATで用意されているものが違います。
| モード・スイッチ | 6MT | 6AT |
|---|---|---|
| VSC TRACKモード | あり | あり |
| SPORTモード | MT車専用SPORTモード | スポーツモードスイッチ |
| スノーモード | なし | あり |
VSC TRACKモードは、横滑り防止装置の介入を控えめにして、サーキットで車を動かしやすくするためのスイッチです。一般道で使うものではないので、普段はオフのままにしておきましょう。
ATのスポーツモードは、変速のタイミングを高めの回転に寄せて、加速を鋭くするものです。MT車専用SPORTモードは2024年7月の改良で加わったもので、こちらもエンジンの反応を変えるモードです。
- 家族も運転する
- 渋滞の多い道を毎日走る
- 全車速追従クルーズを使いたい
- クラッチ操作そのものが楽しみ
- サーキットで限定車も視野に入れている
- 中古で売る時にMTの人気を当てにしたい
中古でMTとATを選ぶ時の注意
中古で探している方もいますよね。新車と中古では、見るところが少し変わります。
一番大事なのは年式です。2代目ZD8の2023年9月改良(通称C型)より前は、アイサイトがAT車にしか付いていません。
| 年式(ZD8型) | MT車のアイサイト | 主な変更 |
|---|---|---|
| 2021年7月〜(通称A型) | なし | 発表時。R・S |
| 2023年9月〜(通称C型) | あり(2眼) | MT車にもアイサイト、STI Sport新設定 |
| 2024年7月〜(通称D型) | あり(2眼) | MT車専用SPORTモード |
| 2026年7月〜(通称F型) | あり(3眼) | 広角単眼カメラ追加、6MTのシフト構造変更 |
A〜F型はディーラーやメディアで使われる通称で、公式の価格表には出てきません。
『中古のMTにもアイサイトが付いていると思っていた』という声はよくあります。安全装備を重視するなら、車検証の初度登録年月と装備表で確かめておきましょう。
- 初度登録年月で、アイサイト付きかを確かめる
- MTはクラッチのつながる位置とミッションの入りを試乗で見る
- ATは変速のショックと、パドルシフトの反応を見る
- サーキット走行歴を販売店に聞いてみる
年式ごとの違いはBRZのアプライド(A型〜F型)、中古の選び方はBRZの中古車の選び方で詳しく書いています。
結局、BRZはMTとATどっちを選ぶ?
ここまでの話を、選び方の目安にまとめます。
| こんな人 | 向いている方 | 理由 |
|---|---|---|
| 走りを楽しむのが一番 | MT | クラッチ操作とMT専用SPORTモード |
| 毎日通勤で使う | AT | 全車速追従クルーズ、誤発進抑制 |
| 家族も運転する | AT | MTを運転できない人も乗れる |
| 燃費を少しでも良く | 街乗り中心ならMT | WLTC市街地でMTが8.2km/L |
| 高速道路が多い | AT | 高速モードでATが上回る |
差額は33,000円なので、迷ったら「どこを走る時間が長いか」で決めるのがおすすめです。
『いずれ売る時に、MTとATで値段は変わる?』と気になる方もいますよね。スポーツカーはMTの人気が高いと言われますが、年式・グレード・色・走行距離でも大きく動きます。
MTかATかだけで売る時の得をねらうのは、あまりおすすめできません。グレードや色で売る時の値段がどう違うかは、BRZのリセールバリューで見ています。
乗る人が自分だけなのか、家族も運転するのかも大事なところです。MTを運転できない家族がいるなら、ATを選ぶと運転を代わってもらえない不便がなくなります。
商談では、MTとATの両方で見積もりを出してもらうと、値引きの付き方も比べられます。値引きの考え方はBRZの値引き相場と限界額で詳しく書いています。
BRZ買いたいドットコム
BRZの値段、先に相場を見ておく
MTかATか決めきれない時は、両方の見積もりを取って総額で比べてみてください。差額33,000円に、値引きとオプションがどう乗るかが見えてきます。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
よくある質問
BRZはどのグレードでもMTとATを選べますか?
はい。2026年7月改良後のR・S・STI Sportの3グレードすべてで、6MTと6ATを選べます。ただし限定車のSTI Sport TYPE RAは6MTのみでした。
MTとATの価格差はいくらですか?
どのグレードでも33,000円です。ATのほうが高くなります。
MT車にもアイサイトは付きますか?
2023年9月の改良からMT車にも付いています。2026年7月の改良後はMT車も3眼のアイサイトです。ただし全車速追従クルーズや誤発進抑制はAT車のみです。
ATにパドルシフトはありますか?
はい。6ATはマニュアルモード付きで、パドルシフトが付いています。MT車には付きません。
VSCスポーツモードとは何ですか?
横滑り防止装置の介入の仕方を変える機能のことを指す呼び方です。BRZではVSC TRACKモードスイッチがあり、介入を控えめにしてサーキットで車を動かしやすくします。一般道では通常の状態で走るのがおすすめです。
まとめ
- BRZは全グレードでMTとATを選べて、差額は一律33,000円
- WLTC燃費はMTが少し良く、高速道路モードはATが上回る
- 3眼アイサイトはMTにも標準。全車速追従クルーズや誤発進抑制はATのみ
- 中古は2023年9月改良より前のMT車にアイサイトが無い点に注意
- 迷ったら、走る道と運転する人で決めるのがおすすめ





コメント