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BRZを選ぶ時、『MTにするとアイサイトが付かないの?』と気になっている方も多いはずです。昔はそうだったので、迷うのも無理はありません。
結論から言うと、スバル BRZは2023年9月の改良からMT車にもアイサイトが付き、2026年7月の改良でMT・AT全車が3眼のアイサイトになりました。ただ、全車速追従のクルーズコントロールなど、AT車だけの機能もあります。
この記事では、アイサイトがいつからどう変わったかと、MTとATで何が違うかを表で見ていきます。
BRZのアイサイトはいつから?年式ごとの違い
AT車は2021年7月の発表時からアイサイト付き、MT車は2023年9月の一部改良(通称C型)から標準です。2026年7月の改良(通称F型)で、MT車も含めて広角単眼カメラを足した3眼になりました。
まずは年式ごとに並べておきますね。A〜F型はディーラーやメディアで使われる通称で、公式の価格表には出てこない呼び方です。
| 時期(通称) | AT車 | MT車 |
|---|---|---|
| 2021年7月 発表(A型) | アイサイト付き | アイサイトなし |
| 2023年9月 一部改良(C型) | アイサイト付き | アイサイトを設定 |
| 2024年7月 年次改良(D型) | アイサイト付き | アイサイト付き(MT専用SPORTモード追加) |
| 2026年7月 改良(F型) | 3眼アイサイト | 3眼アイサイト |
ここが大事なところですが、中古のMT車を探す時は、年式でアイサイトの有無が変わります。2023年9月より前のMT車には付いていません。
『中古のMT車でもアイサイト付きがいい』という方は、年式と装備表示をよく見てみてください。
見分けやすいのは、フロントガラスの上、ルームミラーの付け根まわりです。アイサイト付きの車には、ここにカメラのユニットが付いています。2026年7月改良後の3眼のモデルは、カメラの数も増えています。
販売店の掲載情報に「アイサイト付き」と書いてあっても、念のため実車でカメラの有無を見ておくと安心です。年式の見分け方はBRZのアプライド(A〜F型)の記事で詳しく見ています。

2026年7月改良の3眼アイサイトで何が変わった?
2026年7月30日に発表された改良モデルでは、アイサイトに広角単眼カメラが加わりました。これまでのステレオカメラと合わせて、3つのカメラで前を見る仕組みです(SUBARUニュースリリース)。
- 広角単眼カメラを追加し、見える範囲(画角)が約2倍に
- 交差点での衝突回避をサポートする範囲が広がった
- スバルのMT車で初めての3眼アイサイト
- R・S・STI Sportの全グレード、MT・ATともに標準
実は、スバルのMT車で3眼のアイサイトが付いたのは、このBRZが初めてなんです!
例えば、交差点で右左折する時、横断歩道を渡る歩行者や自転車は、前を向いたカメラの端に入りにくい位置にいます。画角が広がったことで、こうした場面での支援が届きやすくなりました。
街中を走ることが多い方ほど、3眼になった良さを感じやすいはずです。
その一方で、改良で全グレードの価格が55,000円上がっています。いまの価格は次のとおりです。
| グレード | 6MT | 6AT |
|---|---|---|
| R | 3,377,000円 | 3,410,000円 |
| S | 3,564,000円 | 3,597,000円 |
| STI Sport | 3,839,000円 | 3,872,000円 |
2026年7月改良後のメーカー希望小売価格(消費税10%込)です。どのグレードもATはMTより33,000円高くなります。
『値上がりしたなら、改良前の在庫車の方がいい?』と考える方もいますよね。ただ、改良前はMT・ATとも2眼です。交差点での支援を重く見るなら、改良後を選ぶ意味はあります。
MTとATで違う機能は?クルーズコントロールの差
アイサイトの基本の機能はMT・ATで共通です。違いが出るのは、クルーズコントロールと、AT車の操作ミスを防ぐ機能なんです。
| 機能(2026年7月改良後) | MT車 | AT車 |
|---|---|---|
| プリクラッシュブレーキ | 標準 | 標準 |
| 車線逸脱警報・ふらつき警報 | 標準 | 標準 |
| 先行車発進お知らせ機能 | 標準 | 標準 |
| ハイビームアシスト | 標準 | 標準 |
| 定速クルーズコントロール | 標準 | 標準 |
| 追従するクルーズコントロール | 追従機能付(全車速ではない) | 全車速追従機能付 |
| AT誤発進抑制制御・AT誤後進抑制制御 | なし | 標準 |
| 後退時ブレーキアシスト | なし | 標準 |
| パドルシフト | なし | 標準 |
スバル公式の主要装備表をもとにしています。

クルーズコントロールはどう違う?
AT車の全車速追従機能付クルーズコントロールは、渋滞で前の車が止まれば止まり、動き出せばついていく機能です。高速道路の渋滞でかなり楽になります。
MT車にも前の車についていくクルーズコントロールはありますが、全車速には対応していません。低い速度ではクラッチとギアの操作が要るので、ドライバーが操作に戻る場面があります。
例えば、こんな会話は販売店でよくあります。
「MTでもクルーズコントロールは付くんですよね?」
「付きます。ただ、止まるところまでついていくのはATだけなんです」
『高速の渋滞が多い』という方は、ここでMTとATを決めることもあります。走りの違いも含めた比べ方はBRZのMTとATの選び方の記事で見ています。
アイサイトは運転を助ける機能で、すべての場面で事故を防げるものではありません。天候や道路の状況でうまく働かないこともあるので、前をよく見て運転するのが前提です。
ヒルスタートアシストはどんな機能?
MT車を考えている方が気になるのが、坂道発進ですよね。
BRZには、全車にヒルスタートアシストが付いています(公式装備表)。坂道でブレーキからアクセルに足を移す間、少しだけブレーキを保って、車が下がるのを抑える機能です。
- ブレーキを踏んで止まる
- クラッチを踏んでギアを1速に入れる
- ブレーキから足を離してアクセルへ移す(この間をヒルスタートアシストが助ける)
- クラッチをつなぎながら発進する
『MTの坂道発進が不安で…』という方にとって、心強い機能です。ただ、保てる時間は短いので、もたもたしていると車は下がり始めます。
ヒルスタートアシストはMT車だけでなく、AT車にも付いています。立体駐車場の出口や、信号待ちの急な坂で役に立つ場面が多い機能です。
なお、ヒルスタートアシストはアイサイトとは別の機能です。カメラが見えにくい天候でも、坂道発進の補助は働く仕組みになっています。
MTの運転の難しさについてはBRZは運転が難しいかの記事でも触れています。
アイサイトを使う時に知っておきたいこと
アイサイトはカメラで前を見ているので、カメラの視界をさえぎると働きにくくなります。ここは見落としやすいところです。
- フロントガラスが汚れている、くもっている
- 大雨・濃い霧・雪などで前が見えにくい
- 強い逆光を受けている
- カメラの前に物を置いている、ステッカーを貼っている
例えば、冬の朝にフロントガラスの霜を一部だけ取って走り出すと、カメラの前が見えず一時的に使えなくなることがあります。出発前にガラス全体をきれいにしておくと安心です。
フロントガラスを交換する時も、アイサイトのカメラの調整が必要になる場合があります。交換は、アイサイトに対応できるお店に頼みましょう。
アイサイト以外の安全装備も全車標準
アイサイトのほかにも、BRZには全車に付く安全装備がいくつもあります。
- スバルリヤビークルディテクション(後ろから近づく車を知らせる)
- クリアランスソナー
- VSC(横滑り防止)とTRACKモードスイッチ
- エマージェンシーストップシグナル
- フルLEDヘッドランプとステアリング連動ヘッドランプ
- デュアル・サイド・カーテン・運転席ニーのエアバッグ
- 後席のISOFIX
アイサイトの作動の状態は、BOXERメーターに表示されます。メーターの見方はBRZのメーター表示の記事で詳しく見ています。
運転席まわりの質感や、グレードごとの内装の違いはBRZの内装の記事でまとめています。
アイサイトは全グレード共通ですが、シートの素材やシートヒーターはグレードで違います。安全装備で迷わないぶん、内装や足回りで選ぶ方も多いです。
アイサイトで選ぶなら、どのグレード・どの年式?
最後に、アイサイトを軸にした選び方をまとめておきますね。
- MT・ATともに3眼アイサイト
- 交差点での衝突回避の支援が広い
- どのグレードを選んでも同じアイサイト
- 車両価格を抑えやすい
- MT車は2023年9月以降ならアイサイト付き
- 2眼のアイサイトになる
アイサイトはグレードで差がないので、グレードは予算と走りの好みで選んで大丈夫です。迷う点はMTかATかの1つに絞れます!
| こんな使い方 | 向いている選び方 |
|---|---|
| 高速道路の渋滞をよく走る | AT(全車速追従クルーズ) |
| 家族も運転する・駐車が不安 | AT(誤発進抑制・後退時ブレーキアシスト) |
| 自分で操る楽しさを重く見る | MT(3眼アイサイトは同じ) |
| サーキットも走りたい | MT・ATどちらも可(好みで) |
使い方で決めると、後から『やっぱりATにすればよかった』となりにくいです。
新車を考えているなら、同じグレードでMTとATの見積もりを両方取って比べてみてください。試乗できるなら、MTとATの両方でクルーズコントロールを試すと違いがよく分かります。差額は33,000円ですが、値引きやオプションを含めると総額の差は変わることがあります。
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今の車の買取相場と、BRZの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
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値引きの交渉の順番はBRZの値引き相場と交渉の順番で、乗り出しの総額はBRZの価格の記事で見ています。
よくある質問
BRZのアイサイトはいつから付いていますか?
AT車は2021年7月の発表時から、MT車は2023年9月の一部改良(通称C型)からです。2026年7月の改良(通称F型)で、MT・AT全車が3眼のアイサイトになりました。
MT車とAT車でアイサイトの違いはありますか?
プリクラッシュブレーキなどの基本機能は共通です。全車速追従機能付クルーズコントロール、AT誤発進抑制制御、後退時ブレーキアシストはAT車だけの機能です。
MT車のクルーズコントロールは前の車についていきますか?
追従機能付のクルーズコントロールがありますが、全車速には対応していません。止まるところまでついていく機能はAT車だけです。
BRZにヒルスタートアシストは付いていますか?
全車に付いています。坂道でブレーキからアクセルへ足を移す間、短い時間だけ車が下がるのを抑えます。
中古のMT車でアイサイト付きを選ぶには?
2023年9月の一部改良以降のMT車を選びましょう。車検証の登録年月や装備表示で確かめておくと確実です。
まとめ
- AT車は2021年7月の発表時から、MT車は2023年9月改良からアイサイト付き
- 2026年7月改良でMT・AT全車が3眼アイサイトに(スバルのMT車で初)
- 全車速追従クルーズ・AT誤発進抑制・後退時ブレーキアシストはAT車だけ
- ヒルスタートアシストは全車標準
- アイサイトはグレード差が無いので、迷うのはMTかATかの1点





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