BRZの中古車の選び方|狙い目の年式と走行距離の目安

屋外の展示場に置かれたスバル BRZ

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スバル BRZを中古で探し始めると、同じ車名なのに値段も年式もばらばらで、『どれを選べばいいの?』と迷いますよね。

結論から言うと、BRZの中古は「初代ZC6か2代目ZD8か」と「MTかATか」の2つで、まず候補を絞るのが近道です。MTで自動ブレーキが欲しいなら、2023年9月の改良(通称C型)以降が目安になります。

この記事を読めば、狙う年式と走行距離の線引き、買う場所ごとの注意点を表で比べて決められます。

目次

BRZの中古はどれを狙う?まず世代とMT/ATで絞る

BRZには、2012年に出た初代のZC6型と、2021年に出た2代目のZD8型があります。

中古車の検索画面では同じ「BRZ」として並ぶので、ここを分けずに見ると比べようがないんです。

比べる点初代 ZC62代目 ZD8(前期 A・B型)2代目 ZD8(後期 C型以降)
時期2012年3月〜2020年2021年7月〜2023年9月2023年9月〜
エンジンFA20 2.0L 水平対向4気筒FA24 2.4L 水平対向4気筒FA24 2.4L 水平対向4気筒
新車で買えるか買えない(中古のみ)買えない(現行は改良後)現行はF型(2026年7月改良)
MT車のアイサイトなしなしあり
STI Sportグレード2017年に追加なしあり

時期は、SUBARUのニュースリリースと大手自動車メディアの記載によるものです。A型〜F型は販売店やメディアで使われる通称で、公式の価格表には出てきません。

先に結論

予算を抑えたいなら初代ZC6、今の装備と2.4Lの走りが欲しいなら2代目ZD8です。2代目のMTで自動ブレーキが欲しいなら、C型以降に絞りましょう。

初代と2代目の走りや装備の差は、BRZの初代ZC6と2代目ZD8の違いでくわしく比べています。

BRZの中古を世代とMT/ATで絞る流れを示した図

年式はどこを狙う?2代目ならアプライドで見る

『2代目なら、どの年式でも同じでしょ?』と思う方も多いはずです。

実は、2代目BRZは毎年のように改良されていて、年式によって中身が少しずつ違います。エンジンは登場からずっとFA24の2.4Lで、最新の公式諸元で235PS/250N・mです。

通称時期中古で見ておきたい違い
A型2021年7月29日発表R・Sの2グレード。アイサイトはAT車のみ
B型2022年量販グレードの改良内容は公式資料で確かめきれていない
C型2023年9月MT車にもアイサイト。STI Sportを新設定
D型2024年7月MT車専用「SPORTモード」を追加
E型2025年5月22日点火系の回路を改良。故障時は該当気筒だけ止めて退避走行できる
F型2026年7月30日発表アイサイトが3眼に。中古はまだ出始め

ここが大事なところです。ATはA型からアイサイトが付いていますが、MTはC型からです。

だから、ATで予算を抑えたいならA型・B型も十分に候補に入ります。一方でMTを選ぶなら、自動ブレーキが要るかどうかで年式の下限が決まります。

年式を決める前に
  • MTかATかを決めておく
  • MTなら自動ブレーキが要るかを決める(要るならC型以降)
  • STI Sportに乗りたいならC型以降で探す
  • 車検証の初度登録年月で年式を確かめる

各型の変更点はBRZのアプライド(A型〜F型)と年次改良の違いで年表にしています。アイサイトのMT・ATの差はBRZのアイサイトの解説も参考にしてみてください。

走行距離は何kmまでなら安心?

BRZは走りを楽しむ車なので、走行距離が気になりますよね。

よく言われる目安は「1年あたり1万km」です。年数に対して距離が多いか少ないかで、乗られ方をざっくり想像できます。

登録からの年数目安の走行距離見方
1〜2年1万〜2万km少なめが多い。新車との価格差を確かめる
3年3万km前後初回車検のタイミング。整備記録を見る
5年5万km前後初代ZC6の多くはここより上。消耗品の交換歴を見る
7年以上7万km前後〜初代ZC6が中心。価格は下がるが状態の差が大きい

この表は一般的な目安です。BRZの公式な基準ではないので、そこは覚えておいてください。

ただ、距離だけで良し悪しは決まりません。『距離が少ないほうが安心』と思いがちですが、短い距離をサーキットで走っていた車もあるんです。

距離より見たいところ

距離が少なくても、サーキット走行が多いと足回りやブレーキ、クラッチが傷んでいることがあります。逆に距離が多くても、高速道路中心で整備記録がそろっていれば状態の良い車もあります。

例えば販売店で、こんなふうに聞いてみるのがおすすめです。

「この車、前のオーナーはサーキットを走っていましたか?」
「整備記録簿は残っていますか?」

はっきりした答えが返ってこない時は、記録簿の中身で確かめておきましょう。

BRZの中古で気をつけたい注意点

ここからは、BRZならではの注意点です。スポーツカーなので、普通の乗用車より見るところが少し多いんですよね。

現車で見ておきたいところ
  • 修復歴の有無と、フロント下まわりの擦り傷を見る(最低地上高は130mm)
  • 車高調やマフラーなどの改造が車検に通る内容かを確かめる
  • MTならクラッチのつながる位置と、ギアの入りやすさを試乗で確かめる
  • タイヤの残りと銘柄を見る(2代目はR 215/45R17、S・STI Sport 215/40R18)
  • ハイオク指定なので、給油の記録や燃料の扱いを聞いてみる
  • 整備記録簿とリコール対応の記録を見る

改造車は、好みが合えばお得なこともあります。ただ、車検に通らない部品が付いていると、純正に戻す費用がかかることも。

どこまでの改造なら大丈夫かは、BRZのマフラー・車高調・エアロの定番と車検の注意で確かめてみてください。

よくある失敗

写真と価格だけで決めてしまい、届いてから車高の低さで自宅の段差を越えられないと気づくケース。車高調付きの車は、普段使う道を思い浮かべてから選びましょう。

壊れやすい場所と修理費の目安はBRZの故障しやすい箇所と修理費の目安にまとめています。MTの運転のしやすさが不安な方は、BRZは運転が難しい?も読んでみてください。

BRZの中古を見る時のチェックポイントを並べた図

認定中古車・専門店・一般店、どこで買う?

『どこで買うのがいちばん安心?』というのも、よく迷うところです。

BRZの中古は、大きく分けて「スバル販売店の認定中古車」「スポーツカーの専門店」「一般の中古車店」で探せます。

買う場所良いところ気をつけたいところ
スバル販売店の認定中古車点検と保証が付く。純正に近い状態の車が多い価格は高めになりやすい。台数は少なめ
スポーツカー専門店BRZにくわしいスタッフが多い。改造車も選べる改造の内容と車検の可否を確かめる必要がある
一般の中古車店台数が多く、価格の幅も広い保証や整備の内容が店ごとに違う

保証の中身や期間は、お店ごとに違います。認定中古車でも、どこまでが保証の対象かは見積もりの時に確かめておきましょう。

認定中古車・専門店が向く人
  • スポーツカーの中古は初めて
  • 保証と整備の記録を重視したい
  • 改造の良し悪しを相談したい
一般店も候補になる人
  • 年式と距離の希望がはっきりしている
  • 現車をじっくり見て判断できる
  • 保証は自分で別に考えられる

例えば初めての1台なら、認定中古車で状態の目安をつかんでから、専門店や一般店の同じ条件の車と比べてみると、相場の感覚がつかみやすいですよ。

ヤフオクや個人売買はどう?

BRZはファンが多い車なので、ヤフオクなどのオークションや個人売買でも見かけます。

『店より安く買えるなら、そっちがいいかも』と思いますよね。ただ、個人売買は保証がなく、名義変更や陸送も自分で手配することになります。

個人売買で起きやすいこと
  • 写真では分からない傷や修復歴が、届いてから見つかる
  • 改造部品が車検に通らず、純正に戻す費用がかかる
  • 名義変更が終わらず、自動車税の請求が前の持ち主に届く

自動車税は2代目BRZ(2.4L)で年43,500円です。名義変更が遅れると、この請求をめぐって揉めることもあるんです。

スポーツカーの中古に慣れていないうちは、まずお店で買うほうが安心です。個人売買を選ぶなら、現車を見に行けることと、整備記録簿があることを最低ラインにしておきましょう。

中古と新車、総額で比べるとどうなる?

中古を探していると、『あと少し足せば新車に届くのでは?』と気になる方もいるはずです。

まずは、比べる相手になる新車の価格を見ておきましょう。2026年7月改良後(通称F型)のメーカー希望小売価格(消費税10%込)です。

グレード6MT6AT
R3,377,000円3,410,000円
S3,564,000円3,597,000円
STI Sport3,839,000円3,872,000円

出典はスバル公式サイトのグレード・価格表示です。どのグレードもATはMTより33,000円高く、2026年7月の改良で全グレード55,000円値上げされました。

中古の価格は、年式・距離・色・改造の有無と、時期や地域で大きく変わります。ここでは金額を決めつけず、条件をそろえて比べるやり方をおすすめします。

中古と新車を比べる手順
  1. 狙うグレードとMT/ATを決める
  2. カーセンサーなどの中古車ポータルで、同じグレード・MT/ATの在庫を年式と距離で絞る
  3. 気になる車の支払総額(諸費用込み)を控える
  4. 新車の見積もり(値引き後の乗り出し額)と並べる
  5. 保証の長さと、アイサイトの世代の差も含めて決める

維持費は中古でも新車でもほとんど同じです。全車ハイオク指定で、WLTC燃費は現行型でR MT 12.0km/L、S・STI Sport ATで11.7km/Lです(スバル公式諸元)。

年間の内訳はBRZの維持費は年間いくら?で出しています。

新車の値引きがどれくらい見込めるかは、BRZの値引き相場と限界額で確かめてから比べると、差がはっきりしますよ。

BRZ買いたいドットコム

BRZの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、BRZの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

在庫は日によって入れ替わるので、気になる条件で何度か見ておくと、相場の感覚がつかめてきます。

BRZの新車価格と中古を比べる時の手順を示した図

将来売る時のことも考えるなら、グレードや色で買取額がどう違うかをBRZのリセールバリューで見ておくのもおすすめです。

よくある質問

BRZの中古で狙い目の年式はいつですか?

MTで自動ブレーキが欲しいなら、MT車にアイサイトが付いた2023年9月改良(通称C型)以降が目安です。ATならA型からアイサイトが付いているので、予算に合わせてA型・B型も候補になります。

走行距離は何kmまでなら大丈夫ですか?

一般的には1年1万kmが目安とされます。ただBRZはサーキット走行の有無で状態が変わるので、距離より整備記録簿と消耗品の交換歴を見るのがおすすめです。

初代ZC6と2代目ZD8、中古ならどちらがいいですか?

予算を抑えたいなら初代ZC6(2.0L)、今の安全装備と2.4Lの走りが欲しいなら2代目ZD8です。初代は年数が経っている車が多いので、状態の差が大きい点に気をつけましょう。

認定中古車と専門店、どちらで買うべきですか?

初めてのスポーツカーで保証を重視するなら認定中古車、改造車も含めて選びたいなら専門店が向いています。保証の範囲は店ごとに違うので、見積もりの時に確かめておきましょう。

ヤフオクでBRZを買っても大丈夫ですか?

安く買える可能性はありますが、保証がなく、修復歴や改造の状態を自分で見極める必要があります。現車を確認できて、整備記録簿がある車に絞るのが無難です。

まとめ

この記事の要点
  • まず初代ZC6(2.0L)か2代目ZD8(2.4L)か、MTかATかで候補を絞る
  • 2代目のMTで自動ブレーキが欲しいなら、2023年9月改良(通称C型)以降が目安
  • 走行距離は1年1万kmを目安にしつつ、整備記録とサーキット走行の有無を重く見る
  • 車高調などの改造は車検に通るか、自宅の段差を越えられるかを確かめる
  • 新車はR MT 3,377,000円から(2026年7月改良後・税込)。中古は支払総額で並べて比べる
BRZ買いたいドットコム

BRZ買いたいドットコム 編集部

BRZの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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