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中古のBRZを探していて、『ZC6とZD8、値段がずいぶん違うけど何が違うの?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、一番の違いはエンジンの排気量です。初代ZC6は2.0L(FA20)、2代目ZD8は2.4L(FA24)。そこにアイサイトの有無とグレード構成の違いが重なります。
この記事を読めば、歴代BRZの違いを表で比べて、中古でどちらを選ぶか決められます。
BRZのZC6とZD8は何が違う?
まずは、2つの世代を並べてみます。
ZC6やZD8は、車検証に載る型式の一部です。スバル BRZは2012年に初代ZC6型が発売され、2021年に2代目ZD8型に切り替わりました。
| 比べる点 | 初代 ZC6 | 2代目 ZD8 |
|---|---|---|
| 国内の登場 | 2012年3月28日発売 | 2021年7月29日発表 |
| 販売 | 2020年に終了(中古のみ) | 新車で販売中(2026年7月改良のF型が最新) |
| エンジン | FA20 2.0L 水平対向4気筒 | FA24 2.4L 水平対向4気筒(2,387cc) |
| 出力・トルク(公式諸元) | 年式・変速機で異なる | 235PS/250N・m |
| 駆動・乗車定員 | FR・4名 | FR・4名 |
| アイサイト | 設定なし | AT車はA型から、MT車は2023年9月のC型から |
| STI Sport | 2017年に追加 | 2023年9月に新設定 |
| 型式(現行) | ZC6 | 3BA-ZD8 |
初代の登場年と改良の時期はWikipedia、2代目はスバル公式の諸元とSUBARUリリースによるものです。
ZC6とZD8の差は「2.0Lか2.4Lか」と「アイサイトがあるか」の2つです。FRで4人乗りのクーペという形は、どちらも同じです。

初代の出力とトルクは年式や変速機で数字が変わるので、この記事では書いていません。気になる方は、購入候補の車の年式で確かめてみてください。
2.0Lと2.4Lで走りはどれくらい違う?
ここが一番気になるところですよね。
2代目ZD8は排気量を2.0Lから2.4Lに上げて、最高出力235PS/7,000rpm、最大トルク250N・m/3,700rpmになりました(2026年7月版の公式諸元)。
よく言われるのは、2代目は低い回転からの力に余裕がある、という声です。街中や坂道で回転を上げなくても進んでくれるので、普段の運転が楽に感じる方も多いようです。
『初代のほうが軽くて楽しいって聞いたけど?』という方もいますよね。
実は、ここは好みが分かれるところです。初代の高回転まで回して走らせる感覚が好き、という声もあります。どちらが上というより、性格が違うと考えておきましょう。
- 低い回転からの力の余裕が欲しい
- 自動ブレーキなどの運転支援が欲しい
- 新しい年式で長く乗りたい
- 予算を抑えてFRのMTに乗りたい
- 回して楽しむ感覚が好き
- 運転支援より、車の値段を優先したい
2代目のサイズと重さ
2代目ZD8の大きさも見ておきましょう。
公式諸元では、全長4,265mm×全幅1,775mm×全高1,310mmです。車両重量は一番軽いR 6MTで1,270kg、STI Sport 6ATで1,300kgになります。
| 2代目ZD8の主な数字 | 値(2026年7月版の公式諸元) |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,265×1,775×1,310mm |
| 最低地上高 | 130mm |
| 最小回転半径 | 5.4m |
| 車両重量 | 1,270〜1,300kg(brembo装着車は1,310kg) |
| 燃料タンク | 50L(ハイオク) |
初代と比べる時は、候補の車の車検証で重さを確かめてみてください。同じ初代でも、年式やグレードで数字が違います。
2代目のスペックの詳しい数字はBRZの馬力・トルク・最高速度で見ています。
BRZの名前の由来と読み方は?
ここで、よく聞かれる名前の話もしておきますね。
BRZの読み方は「ビーアールゼット」です。
名前の由来は、3つの言葉の頭文字といわれています。
| 文字 | 元の言葉 | 意味 |
|---|---|---|
| B | Boxer engine | 水平対向エンジン |
| R | Rear wheel drive | 後輪駆動(FR) |
| Z | Zenith | 頂点・最高のもの |
水平対向エンジンで後輪を駆動する、というBRZの形がそのまま名前になっているんです。
『スバルなのにAWDじゃないの?』と驚く方もいますが、BRZは初代も2代目も全車FRです。名前のRがそれを表しています。
型式の「ZC6」「ZD8」はどこを見る?
型式は、車検証の「型式」の欄に書かれています。
2代目の現行型なら「3BA-ZD8」です。前の「3BA」は排出ガスの規制に関わる記号で、後ろの「ZD8」が車の型を表しています。
「ZC6」と「ZD8」は、ネットの中古車情報でもよく使われる呼び方です。検索する時は、年式と合わせて確かめると取り違えにくくなりますよ。
BRZはトヨタとの共同開発で、製造は株式会社SUBARUです。兄弟車は、初代がトヨタ 86、2代目がトヨタ GR86です。
歴代BRZの流れを年表で見る
歴代の流れも、ざっくり押さえておきましょう。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 2012年3月 | 初代ZC6型が発売(FA20 2.0L) |
| 2016年 | 初代の改良(メディア通称E型)。LEDヘッドランプなど |
| 2017年 | 初代にSTI Sportを追加 |
| 2020年 | 初代の生産・販売が終了 |
| 2021年7月 | 2代目ZD8型を発表(FA24 2.4L) |
| 2023年9月 | MT車にもアイサイト、STI Sportを新設定(C型) |
| 2026年7月 | 改良モデルを発表(F型)。アイサイトが3眼に |
初代の時期はWikipedia、2代目はSUBARUリリースとメディアの記載によるものです。
初代の後期(2016年の改良以降)を探している方もいますよね。初代にもA型から始まるアプライドの呼び方があり、販売店では「ZC6の後期」と呼ばれることがあります。
2代目のA型からF型までの違いは、BRZのアプライドと年次改良の違いで年表にしています。

中古で選ぶならZC6とZD8のどっち?
ここからが本題です。
結論から言うと、運転支援が欲しいならZD8、予算重視ならZC6です。そのうえで、MTかATかで見るポイントが変わります。
- 自動ブレーキが欲しいなら、ZD8を選ぶ(MTならC型以降)
- 予算を抑えたいなら、ZC6も候補に入れる
- 長く乗るつもりなら、年式と走行距離の残りを考える
- ZC6はクラッチ・足回りなど消耗品の交換歴を確かめる
ZC6を選ぶ時の注意
初代ZC6は、2020年に販売が終わってから時間がたっています。
年式が古いぶん、走行距離や消耗品の状態の差が大きくなります。スポーツカーなので、サーキットやチューニングに使われた車両が混ざることもあるんです。
例えば、販売店でこんなふうに聞いてみてください。
「この車、サーキット走行やチューニングの履歴はありますか」
「記録簿を見ると、足回りは純正のままですね」
価格の安さだけで選んで、クラッチや足回りの交換がすぐに必要になるケース。初代は特に、記録簿と交換歴を見てから決めておきましょう。
見に行く前に決めておくこと
中古車を見に行く日は、つい雰囲気で決めてしまいがちですよね。
前もって条件を決めておくと、ZC6とZD8を同じ目線で比べられます。
- MTかATか、アイサイトが要るかを決める
- 予算の上限と、乗るつもりの年数を決める
- 候補の車の型式(ZC6かZD8か)と初度登録年月を確かめる
- 記録簿で、オイル交換や消耗品の交換歴を見る
- 試乗して、クラッチのつながりや足回りの音を確かめる
『ZC6とZD8、両方を同じ日に乗れたら一番いいのに』と思う方も多いはずです。
在庫がそろっている販売店なら、乗り比べを頼んでみてください。排気量の違いは、坂道や合流で踏んだ時に感じやすいです。
ZD8を選ぶ時の注意
2代目ZD8は、改良の前後で装備が違います。
AT車はA型からアイサイトが付いていますが、MT車は2023年9月のC型からです。『2代目ならどれもアイサイト付き』と思い込まないように気をつけておきましょう。
新車のF型は、2026年7月改良後のメーカー希望小売価格(消費税10%込)でR MT 3,377,000円からです。中古と新車の差が小さい場合は、新車の値引きも含めて比べてみる価値があります。値引きの目安はBRZの値引き相場と交渉の順番でまとめています。
BRZ買いたいドットコム
BRZの値段、先に相場を見ておく
世代と変速機を決めたら、中古車ポータルで型式と年式を条件にして在庫を見比べてみる
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
維持費はZC6とZD8で変わる?
最後に、毎年かかるお金も見ておきましょう。
一番わかりやすいのは自動車税です。排気量で区分が決まるので、2.0Lと2.4Lで変わります。
| 項目 | 初代 ZC6(2.0L) | 2代目 ZD8(2.4L) |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | 登録時期で異なる | 年43,500円(2019年10月以降登録) |
| 燃料 | ハイオク | ハイオク(タンク50L) |
| WLTC燃費 | 年式で異なる | 11.7〜12.0km/L(公式諸元) |
初代は2019年10月より前に登録された車が多いので、税額の区分も登録時期で変わります。購入前に、販売店で今年の税額を確かめておくと安心です。
『古いほうが維持費は安いでしょ?』と思いますよね。
ただ、年式が古いと消耗品の交換が重なる時期に入ることも。税金だけで比べず、整備の費用も含めて考えてみてください。
自動車税の差より、購入直後の整備費のほうが大きくなることがあります。見積もりの時に「納車整備でどこを替えるか」まで聞いておきましょう。

よくある質問
BRZのZC6とZD8の一番の違いは何ですか?
エンジンの排気量です。初代ZC6はFA20の2.0L、2代目ZD8はFA24の2.4Lです。あわせて、2代目にはアイサイトの設定があります。
BRZは何の略ですか?
Boxer engine(水平対向エンジン)、Rear wheel drive(後輪駆動)、Zenith(頂点)の頭文字といわれています。読み方は「ビーアールゼット」です。
初代BRZ(ZC6)は新車で買えますか?
買えません。初代は2020年に生産・販売を終えているので、中古車だけになります。
ZC6にアイサイトは付いていますか?
初代ZC6にはアイサイトの設定がありません。自動ブレーキが欲しい方は、2代目ZD8(MTなら2023年9月のC型以降)を選んでみてください。
BRZの型式はどこで確認できますか?
車検証の「型式」の欄で確かめられます。2代目の現行型は3BA-ZD8です。
まとめ
- 初代ZC6は2012年発売のFA20 2.0L、2代目ZD8は2021年発表のFA24 2.4L
- 2代目は235PS/250N・m。どちらもFR・4人乗り
- アイサイトは初代に設定なし。2代目はAT車がA型から、MT車がC型から
- BRZはBoxer engine・Rear wheel drive・Zenithの頭文字で、読み方はビーアールゼット
- 運転支援が欲しいならZD8、予算重視ならZC6。初代は消耗品の交換歴まで見ておく
次のモデルチェンジの噂が気になる方は、BRZのフルモデルチェンジの噂はいつ?も読んでみてください。





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